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壺猫

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自然

ネコは殺し屋?

猫は最強の「殺し屋」? というタイトルで、CNNニュースに以下のような記事が出ていた。概要を記すと、
世界中の動物の中で最も多くの命を奪っている生き物と問われれば、人は、サメ、ライオン、それに人間をあげるかもしれない。しかしアメリカのスミソニアン保全生物研究所などの研究チームの調査発表では、答えは猫だった。それによると、米国内の家猫は年間、鳥類を14億〜37億羽、鼠などを200億匹殺しているという。猫の狩りは、根気のいる尾行と待ち伏せである。ライオンやチータのように全速力で追いかけて掴まえるのではない。派手さはないが時間をかける忍耐強い狩りで、しかも最後の瞬間には猛烈な瞬発力を必要とする非常に高度な能力と技能を要するものだ。したがって成功率は高い。野良猫と放し飼いの猫が問題だそうで、国際自然保護連合の絶滅危惧種調査でも、鳥類、哺乳類、爬虫類の絶滅と、放し飼いの猫との関係を指摘している。
私の家の庭は、アイヌ犬の千早がいなくなってから、猫たちのテリトリーとなり、先日はタヌキまで現れた、彼らにとっては恵まれた空間である。糞をする場所を作ってあるので、これも彼らにとっては安心出来る条件。脱糞中は無防備になるから、安全な場所が必要なのだ。これでご近所に迷惑をかけていないと思っていたが、今日のCNNの記事を見て頭を抱えた。まさしく彼らは捕るのである。私は生き物が大好きだからトカゲのために石組みを複雑にして隠れ場所、逃げ込み場所を作り、猫から守っている。おかげでトカゲとヤモリは毎年繁殖している。しかしメロディはいったい、何羽の雀を捕ったことだろう。そしてわずかの羽を残して食べ尽くすのである。去年の秋から現れたマルオは若い雄猫だが、敏捷なメジロのつがいを捕食してしまった。さらに昨日の朝、私は彼が鳩のサイズの、名も知れぬ野鳥を捕らえてきて、我が家の書庫の前で食べ尽くした跡を見たのだ。
最近の猫は鼠を捕りませんよ。いいものをたくさん食べているから。たとえ捕っても、遊んで放り出します。食べやしません。最近の猫の親は、子を教育しませんからね、捕り方を知らんのですわ。いや、本能から反射的に掴まえますよ、しかしですね、息の根を止める、このやり方ができません。息の根を止めるのは本能ではない、それこそ親のやり方を見て覚えるものですからね。
人はいろいろ言う。私は犬とのつきあいは分かるが、猫には舐められっぱなしだから、目を丸くして経験者の話に聞き入る。でも小柄な雌猫のメロディも、大きな骨格、ずしりと重いマルオも、このように小鳥を捕まえて食い尽くしてしまうのだ。逃げる能力を養って欲しい、とつくづく思うのである。

白鳥一家

山中湖にコブハクチョウがいる。これは渡りをしないで通年同じ湖に暮らしている留鳥である。県では観光目的に繁殖させて大切に見守っていて、50数羽に増えたところだ。この春の巣作りで、私は4つの巣を見つけていた。時ならぬ低気圧の襲来で1つの巣は卵もろとも壊滅した。3つの巣は県が作ったハウスに守られて順調に抱卵した。40日で雛誕生である。しかしまた、台風のような風と豪雨に見舞われて、湖の水位は目一杯上昇し、巣のあったところは1メートルほどの深さの水になり、1つの巣が沈んだ。これで残った2つの巣が夫婦そろって卵を温めた。そして、ついに雛が生まれた。7個抱いた卵のうち、2個は腐ってしまい、5羽の雛が生まれた。可愛いこと! ところが翌日の午前中に、ひなの1羽がカラスに浚われてしまった。4羽は夫婦に守られて2週間。もうカラスには負けない大きさに育った。もう大丈夫。が、また襲った台風まがいの豪雨が去った翌朝、子どもは3羽に減っていた。もう一方の巣は、この豪雨で流された。親鳥は無事だったが、孵る寸前の卵はすべて無に帰した。いつまでも、何日も、水浸しの巣から離れようとしない夫婦。見ていられない哀れさ。涙が出る。そうして昨日のことだ、白鳥一家が富士山を背景に波に揺られているのを見つけたが、子どもは2羽しかいなかった。アヒルより一回りも大きくなった子たちだが、まだまだ、大人たちの、荒々しい群れには連れて入れない。一家は群れから離れたところで子育てに専念している。4つの巣。平均少なく見て5個の卵として、20の命が誕生する可能性があった。いま、その1割が育とうとしている。ハウスを作ってカラスから守ろうとし、土嚢を積み、餌を置いたりと、人間の努力も加わっての1割である。
アフリカの難民を助ける目的で現地に行った日本の女性が、アフリカの女性に尋ねられた、「あなたは何人の子持ち?」日本の女性が答えて「2人」。すると、たいそう驚いて「どうするの、そんな少しで!」頑張って2人生んだんです、と説明する日本女性と、アフリカのお母さんは話が噛み合わなかったそうだ。数人以上産んで、育つのは1人か2人。たった2人しか生まなかったら、いなくなってしまうじゃないかと呆れられたという。
地球上の生きとし生けるものすべてを案じ、悶絶する。

トカゲとヤモリ

トカゲとヤモリは家のまわりに住み着くことが多いから、よく見かける。トカゲ、カナヘビは日の当たる石の上などが好きで「明」の印象があり、ヤモリは艶のない灰色の姿、手足には吸盤があり、日陰、暗がりを好むから「暗」といえよう。ヤモリは家守とも書き、これが家の中のどこかにいることは昔からよい印と思われて、居住を容認されてきた。どちらも臆病で用心深く、すばやく逃げ隠れてしまう。そのくせ鳥に食べられたり、猫に捕まったりするから、抜けているところもある。私は、庭のゴロタ石の隙間などをわざと作って、彼らが住みやすいように計らっている。ヤモリのためには、植木鉢を何個か伏せて重ねて南側に置くなどしてやると、安心して冬を乗り越えるのだ。ところが年々、数が減り、大きな個体を見なくなった。そういえば、以前はガマガエルが庭を横切って行ったりしたっけ。ガマの姿を見なくなって久しいことに気がついた。家まわりから、小さな生き物が減ってゆく。ダンゴムシもヤスデも減った。ミミズがいるとほっとする。
私は、真っ昼間に妄想することがある。虫園があり、そこにはトカゲ、ヤモリ、ダンゴムシ、アリなどがいる。何種類ものハエ、ゴキブリも飼育展示されている。昔、これらの虫たちは、自由に飛び回っていました、と書かれている。

寄生木

クリスマスに樅の木のクリスマスツリーを飾る。ヒイラギも飾る。寄生木も飾る。日本では寄生木は、ヒイラギほど有名ではないけれど可愛らしい白い実をつける。日記にも書いたが、山中湖畔でみつけた寄生木は、真っ赤な実だった。気をつけてみると、あるある、あっちもこっちも寄生木いっぱい。元気のよい大木が、梢にサッカーボールの2倍も3倍もあるような球形の寄生木をたくさんつけている。
キノコが生える樹木は老木が多い。樹勢が衰えてくるとキノコがつく。しかし、松茸はちがう。赤松の木から離れた所、しかし赤松の木の周辺に顔を出すのである。松茸は赤松から栄養を貰って育つキノコ。だから松茸というのだけれど、松茸は、地中に伸びる菌糸を通して、赤松のためになる成分を供給している。だから松茸の育つあたりの赤松は、とても元気がよい。共利共生である。元気な大木に鈴成りの寄生木を見て、私は、これは多分、共利共生だろうなあ、と想像している。
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