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壺猫

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May 2011

日本人の感覚は、おかしい

炉心溶解。メルトダウン。3月11日当日から知っていた、あるいは、そうだろう、と見ていた専門家が多数いたのだ、と今日の報道で知った。
原子力委員会の記者会見があった。ある記者が「メルトダウン」だということですか、と確認をした。そのときの原子力委の答。
「燃料が溶けて、、、原子炉の底が破れている、と言うことを、そう呼ぶのであれば、それでいいです」それでいいです、と平然と言ってのけた男は無表情だった。

今回の大震災で福島原発が崩壊したことは、大きな意味がある、ヒロシマとナガサキを抱える日本で、この大きな原発事故が起きたことに、大きな意味があると、私は書いたし、いまも同じ考えでいる。
世界に向けて、また自国の自分たちに向けて、8月がくるたびに原爆反対を主張してきた日本人が、一方の手で、国策として原発を推進し、日本列島54カ所にプラントを作り、崩壊した危険な工場について、「そう呼ぶのであれば、それでいいです」。
三陸の被災地を助けようという、がんばろう、のかけ声は頼もしい日本人の心意気だ、被災者への同情と支援、協力の努力があり、そしてなによりも取り返しのつかない死について、皆が心を寄せている。が、このことと、原発事故を混ぜてはいけない。津波と地震で原発事故を覆い隠してはいけない。独立した地球規模の注目すべき大事故なのだから、世界中の国に対し、地球に対し、永久に責任を背負わなければならない。
私は、もう、ヒロシマだ、ナガサキだ、を口に出来ないのではないかと思っている。もしも、今年の8月にも、それを主張したかったら、今、たったいま、声を大にして叫ぶべきなのだ、原爆の苦しみを知っている国民ですから、どれほど不自由な思いをしても、経済成長が思わしくいかないにせよ、それよりも大切なことを守り抜きたい。それは原子力を使わないで行きて行くことです。
私は、ゴマメだ、ゴマメだが、ここで、歯ぎしりをする。日本人として、そのくらいの決心が出来ないのか。日本は腐ってしまったのか、ハート、脳みそメルトダウンでうごめくゾンビになってしまったのか。
私だったら、世界に向けてこう言います。
「負けきっている国と承知の上で、落としてくれた原子爆弾だった。それを被ったヒロシマ・ナガサキを、日本国民は忘れない。世界中の誰が、どこの国が、原子力をいじろうと、知ったことではない。だが、日本だけはしません。そのためにひもじい思いをしようと、ぼろ屋に住もうと、断ります。風力、水力、波力、自然の力を借りて暮らします」。
日本人だったら、あの戦争の最後を思う人だったら、この原発事故に際して、黙っていて欲しくない。どうしてだろう、沈黙が漂い、木霊の気配もないのは。
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