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壺猫

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自分のことを他人が決める

私のかかりつけのお医者さんは、若先生だ。長い間、彼の父に世話になっていたが、いまは二代目、若先生の時代になっている。若くはない、すでに還暦を過ぎた若先生である。あとに患者がいない日がある。そんなときは無駄話ができる。釣りの話、魚拓が飾ってあるので釣話はたくさんした。雑談も品切れになってきて、一つ質問した。それは、持ち歩いている健康保険証と一緒に、自分の希望を書いて持ち歩く,何かあったときに,保険証と一緒であれば、医療関係者に見て貰えるだろう、如何か、というものだ。何を書いとくの? と先生。口から自分で食べられなくなったら、無理して補給しないでくれ。脳の発作でひっくり返ったら,無理して蘇生させないで、放っておいてくれ。と書きます、と私。そりゃあ無理だよ、と先生。だって、自分の事ですもの,自分が好きなようにしたいから、と私。わかるけど、誰だって麻痺して生きるのイヤだよ、でも無理だよ、と先生。自分の事は自分で決めたい、当たり前ですよね。それも生死に関わる大事なことは,自分で決めたい。と私もしつこい。ついに先生は言った、医者というものは、非常、救急時には、反射的に助けようと動いてしまうものなんだ。書きつけ見ている暇はない。できる限りの処置を進めてしまうものなんだ。
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