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壺猫

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共謀罪

日本ペンクラブが声明を出した。この文章が簡潔で当を得ていると思うので、ここに転載します。
「共謀罪に反対する」
共謀罪によってあなたの生活は監視され、共謀罪によってあなたがテロリストに仕立てられる。私たちは共謀罪の新設に反対します。
 私たち日本ペンクラブは、いま国会で審議が進む「共謀罪(「テロ等組織犯罪準備罪」)」の新設に強く反対する。過去の法案に対しても、全く不要であるばかりか、社会の基盤を壊すものとして私たちは反対してきたが、法案の本質が全く変わらない以上、その姿勢に微塵の違いもない。
 過去に3度国会に上程され、いずれも廃案となった法案同様、いま準備されている共謀罪は、事前に相談すると見なされただけでも処罰するとしている。これは、人の心の中に手を突っ込み、憲法で絶対的に保障されている「内心の自由(思想信条の自由)」を侵害するものに他ならない。結果として、表現の自由、集会・結社の自由など自分の意思を表明する、あるいは表明しない自由が根本から奪われてしまう。
 しかも、現行法で、十分なテロ対策が可能であるにもかかわらず、共謀罪を新設しなければ東京オリンピックを開催できないというのは、オリンピックを人質にとった詭弁であり、オリンピックの政治的利用である。このような法案を強引に成立させようとする政府の姿勢を許すわけにはいかない。法案の成立を断固阻止すべきである。  2017年2月15日
                     一般社団法人日本ペンクラブ            会長      浅田次郎 
                                              言論表現委員長 山田健太
ここに書いてあるように、はっきりと言い切る表現を私は好む。あなたって、断定するのね、と非難めいて言われるけれど、あいまいな表現をされると虫唾が走る。
例えば、A案とB案のどちらが良いと思いますか? という問いの答えとして「Aのほうがいいかな、とか」という。主語は省略し、語尾はあいまいに溶かす。溶解だ、妖怪じゃないか。
イラっとして「じゃあ、あなたはA案に賛成ね。B案の欠点はどこかしら」と追うと、困り笑いをして「あの、ダメということではなくてですね、なんか、ただ、ちょっと」と答えとも言えないナメクジ言葉である。
共謀罪ってね、リバイバルなんですよ、私が思うには。危険ですよ。あなた、どう思う? と返事を待つ目で見つめてみましょう。美しい、古来の日本文化の結晶が揺らめいて見えます。穏やかな、あいまいな微笑。傷つけまいとする細心の心遣いに満ちた、ため息のような是も非もない相槌。そこはかとなく視線をずらせて言う、まあ、綺麗。梅がほころびました。

 

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