文房 夢類
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壺猫

文房 夢類

私のジム通い

同年輩の友人たちとの付き合いは、電話が多くなった。若い人と違ってメールを好まない。かといって手紙を書くのも結構大変だ。書いて切手を貼りポストに投函する。やはり固定電話が一番良いということになる。なぜなら耳が遠くても音量を調節できるからだ。
最近は家庭の各種掃除などを気楽に業者に頼めるようになった。電話一本でプロが来てくれてプロの手際で綺麗にしてくれる。週一回で手間いらずよ、それに汚すこともありませんからね、と好評だ。そんな掃除の話題がよく出る。
私はどこどこに頼んでるけど、あなたは? と尋ねられることもよくある。ということは週に一回、掃除をしてもらっている人が増えているのかもしれない。自分でやってるわ、と私の返事はいつも同じだから、どの業者が良いか、という次の話題には入れない。
忙しい、時間が足りないと言いながら、なぜ私は掃除をするのだろう。風呂の掃除、トイレの掃除、部屋の掃除、ときどき天井を綺麗にしたり、網戸を綺麗にしたり、ガラスを磨いたりもある。今日はゴミバケツを水洗いして、植木鉢の受け皿を洗った。実は、私は運動を好まない。あらゆるスポーツと縁がない。走るのも跳ぶのも苦手だし、体操も好きではない。踊るなど、夢の中でもしたことがない。という次第なので、
もし、掃除洗濯、あれこれを他者に依頼してしまったら、どうなるでしょう! 私は石ころのようにじっと動かないに違いありません。体操の代わりと思って、家事全般をやり続けようという〜〜。
ジムに行けと言われても、絶対行かないから、「やむなく掃除」がジムです。
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