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壺猫

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ドラマ

演劇、映画、TVドラマ、どれもが魅力で、ドラマ一筋に情熱を燃やしてきた。これが憑きものが落ちたかのように熱が冷めてしまい、我ながらとまどっている。結局は「感情の転がし」ではないか。人間、感情の波乗りで人生を送るのはもったいない。大切な事柄を決めるときに、感情を入れてはダメだ、と私は日頃自戒しているが、ドラマは、どうでもいいようなことで大騒ぎをしてみせる。およそ1年近くテレビを見ないで過ごし、最近、数局が映るようにしてもらったので大喜びで見始めるが、どうしたことか、つまらなくなって切ってしまう。とくにドラマを見るのが苦痛になった。気合いを入れて制作された映画は、これはよい。とてもよい。しかし、量産されるTVドラマは役者もいい加減で、学芸会だ。表情も表面だけの作り物で見ていられない。しかも、朝っぱらから叫びたて、怒鳴るのには辟易する。
人って、家庭で大声で怒鳴ったり、叫びたてたりはしないものだと思いませんか。戦争映画で怒鳴るのは結構だけれど、ホームドラマでは、止めてくれ、と思う。静かに台詞を言う自信が、脚本家にも演出にも、役者にもないのだ。ここまで書いてきて、やはり良いドラマを書きたくなった。
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