海外
09-12-13 00:25 更新 カテゴリ:世相
海外、という。海外旅行、海外では云々、と言う具合に用いる日本の外の国々を指す言いかただ。島国の人たちは、自国から見た他国のことを海外と呼ぶのだろうか。イギリスでは何というのだろう。台湾では海外に当たる言葉があるのだろうか。頻繁に用いられて、しかも不思議に感じていない日本人。私は、これが始終気になっていて慣れることがない。
海の向こうは外。自分の国ではない。内と外の感覚が根にある。国境が陸地にないから、国境というものは海を隔てている、と同義語なのだろう。米国とカナダは同じ大陸の中にあり、国境には国旗が立っている,それだけである。ナイアガラ瀑布のカナダ滝とアメリカ滝を結ぶ橋の中央が国境である。歩いて一またぎで隣国へ行かれる。こうした国に住む人と、水平線のどこかに国境がある、と観念的に隣国を思う人とでは、立つ土台が違うような気がする。海外という言い方を使い出したのは、いつのことなのか。
海の向こうは外。自分の国ではない。内と外の感覚が根にある。国境が陸地にないから、国境というものは海を隔てている、と同義語なのだろう。米国とカナダは同じ大陸の中にあり、国境には国旗が立っている,それだけである。ナイアガラ瀑布のカナダ滝とアメリカ滝を結ぶ橋の中央が国境である。歩いて一またぎで隣国へ行かれる。こうした国に住む人と、水平線のどこかに国境がある、と観念的に隣国を思う人とでは、立つ土台が違うような気がする。海外という言い方を使い出したのは、いつのことなのか。