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壺猫

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アフガニスタン

アフガン、と書かれているのを目にするので、アフガニスタンとの違いを調べた。アフガンというのは、日本だけで通用している略した言い方で、アフガニスタンのことだった。私は、今年の大盤振る舞いとして、アフガニスタンの女性が山羊の毛で織った敷物を買った。長さが125cm、幅が75cmほどで、方向性のある三角模様が織られている。
この国は、スンナ派とシーア派が同居するイスラムの国だから、もしかすると、この敷物は、お祈りのときに用いられるものかと想像した。訪れたことのない国の女性の手が織り込んだモノに触れ、書斎の壁にかけて見ている。山羊の荒毛が語る。文様の声が聞こえる。
売ってくれた人とは、もう20年ほどになる顔見知りで、店を覗いて沙漠の話などを聞かせて貰ってはいたが、いままでご縁がなかった。この方は、しばしばアフガニスタン、イラン、イラクなどの国々を訪れている。標高の高い土地で、水はない。まるで富士山の頂上に住んでいるようなものだ。高い山は7000mを超える。世界のラピスラズリは、この国の山から出ているので、奈良時代後期、藤原薬子の持っていたラピスも、この山の石であり、絹の道のように作られていたラピスの道を通って奈良まで辿り着いたのだった。
いまでも平均寿命が48歳、世界第二位という短命の土地である。人々は生きるにも精一杯の状況なのに、両脇の大国に蹂躙されて殺される。この国の人は、先進国の工業製品を欲しがらない。今、の生活の質と水準を維持して、いままでどおりに生きていたい、それだけの望みを持っているという。先進国は、どうして彼らに現代的な物品を売り込もうとするのか、まず、土地の人たちが何を望んでいるのか、虚心になって知ることが大事なのに、と思う。天然ガスが出る、銅山がある、ああだこうだといじり回して、それが結局は先進国の利益を追求しているわけだから、止めたらよいのに、と思う。植民地を持って豪勢な暮らしをしていた国々は、時代の趨勢で植民地はダメになった、しかし、違うやり方で同じ事をしているのではないか。他人のポケットに手を突っ込むような態度は最低だ、傍観している国も罪国だ。
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