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壺猫

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コアラ

太重斎氏が車で拙宅に立ち寄ってくれた、戸外での、ちょっとしたおしゃべりで互いの安否を確認する。
COVID19
は衰えを知らず、人間の方は忍耐力が徐々に衰えを見せはじめている。
 ーーコアラ、知ってる?
といきなり太重斎。
 ーーユーカリの葉っぱ食べるやつ。鼻ぺちゃの熊さんみたいな可愛い子。
動物園も、人数制限つきだが開園したという。見てきたのかな、太重斎氏の目がいたずらっぽく輝いている。
 ーーコアラの脳みそ、ツルツルなんだって。バカなんだって。
 ーーバカ? コアラが? 
つい、釣り込まれて先を促した。
ーー脳みそ使わなくても生きていられるんだって。
コアラは完全な樹上生活をして一生を終えるという。繁殖期以外は、いつも独り暮らしだという。
水は飲まない、葉っぱの水分で足りるという。排泄も樹上で行う。下に誰がいるか気にしない。だから地面へ降りる必要がないそうだ。視力は悪く、嗅覚に頼って生きている。天敵はいないから安全。1日のうちで18時間から20時間は、穏やかに寝ている。
つまり、付き合いがない、見ない、喋らない。食べること、眠ることはやる。つまり、食っちゃ寝、暮らしだって。
ーーコアラの暮らしって、なんか最近の私に似ていないかしら? あら、やだわ。
口には出さなかったが、内心不安に感じて黙ってしまった。
続けて
ーー化石が出たそうだ。化石の脳みそにはシワがたくさんあったんだって。
怖い話、やめて!
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