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壺猫

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やっぱり我慢

公立図書館の蔵書の話題です。ベストセラー、人気の小説本に殺到する図書館利用者に対する図書館の対応について。
こうした人気の本、読みたい人が大勢集まる本の場合、図書館では、読者の要望に応えるべく何冊も購入する。
例えば10冊購入して利用者に提供しても、予約者が200人並んだとすると、1冊あたり20人が待つことになる。
借りる期間は一人2週間で、予約者がいる場合は延期はできない仕組みになっているのが、大方の図書館の規則だ。後に予約が入っていない本の場合は、一回のみ延期が認められるので、合計4週間、自宅に持ち帰り読むことができるのが図書館の本だ。
だから20人が、各々2週間ずつ借りたとして40週。約10ヶ月が待ち日数という計算になる。
実際は、数日で返却する人もいる代わりに、催促を受けても、なかなか返却しないというか、できない状況の人も出る。さらに、予約した図書が用意できました、と通知を受けても、即日図書館に受け取りに行く人、週末に受け取りに行く人、と様々であるから、
待ち日数は計算通りには行かず、短くなることは、まずない。
こうした多数の希望者のために、図書館は複数の本を購入するのだが、私は、これはやめたほうが双方のためだと思っている。瞬間風速的に希望者が殺到した後は、見向きもされない放出本となるのは、著者に対しても失礼な話だ。
図書館には、蔵書数を増やす方向へ、あるいは有益な活動へ費用を回してほしいと思う。
図書館の利用者は、たとえ予約が200番目であったとしても待つべきだ。200番目だったら100か月。待ちましょう。我慢しましょうね。待てないのだったら買ったら良い。
もしも私が図書館だったとしたら、発行日から1年間は館外持出禁止にする。たとえどのような書籍であろうと。
図書館は、無料で読みたい、の声に押されることなく、多部数購入を我慢すべきだ。こうした場合、我慢の態度は不親切と捉えられては不本意だからと、要望に応えることは、図書館の利用者を一人前の図書館利用者に育てる努力を放棄したことになる。
図書館に限らず、一般国民と接する公共機関は、要望に応えてなんでもいたします、という態度を改めて、毅然としてあるべき姿を見せなければいけない。
こうした我慢は、心ない非難を浴び続けることになるかもしれないが、10年、50年、100年後に、必ず民度が上がるという結果に繋がるはずではないだろうか。


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