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壺猫

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新浴衣

山中湖平野天神祭と報湖祭、花火大会と続けてお祭りを見物した。賑わう屋台、集まり流れる人の波を見物するのも、祭りの大きな楽しみである。
天神祭では、山車を引く子たちがいちばん年少で、神輿は小学生が担いでいた。この山車を引く子たちの中に、また傍で眺める子たちの中に、浴衣姿が目立った。私の目は、この幼児たちの浴衣に引き寄せられた。
白地に花柄、水色地に花、可愛らしい浴衣。思わず見つめたのは、浴衣の裾まわりで、裾にレースがつけてあるのだ。浴衣の裾にレースとは。そう思いながらさらに見ると、袖口にも白いレースがついている。浴衣にレースって、驚きだわ。だれが思いついたのかしら、と見ていたら、なんと幼児の浴衣の裾は膝上の長さで、しかもギャザースカート風に仕立てられていた。下はスカート、上は浴衣だ。
報湖祭でも、ギャザースカート浴衣の孫の手を引く爺様、婆様を見つけた。
年頃の娘さんたちを眺める。意気揚々と胸を張った心地の男の子とふたり、浜辺を歩く。屋台の前でこうした二人連れ同士が笑いさざめく。可愛らしい髪飾り、薄茶に染めた髪、イヤリングとブレス。すらりと伸びた姿態は細く、まるで若鹿のようだ。湖を渡る風が、宵から夜へと進むに連れて強くなった。裾の乱れを片手で押さえて歩く娘。それは美人画の世界だ、見物できる浴衣姿の女の子たちは、吹かれるままに裾をなびかせる。寒くなっても平気、前もってタイツをはいている。ブーツ、スニーカで危なげなく浜砂を踏む。
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