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壺猫

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女人禁制

高野山へ参拝した折りのこと、案内してくれていたお坊様が、女の方はここまででして、と会釈されて奥へ進んで行かれたことがあった。高野山は女性にも開かれたが、細かい部分では、今でも女性が足を踏み入れてはならぬ、という場がはっきりとある。仏教系、神道系、修験者系のそれぞれに女人禁制の場はあり、広く知られている場には相撲がある。土俵に女を入れない。以前、女性の大臣が土俵にあがると主張して話題になり、騒ぎにもなったが、その後どうなったのだろう。男女差はあるべきではない、どのような職業でも性別に関係なく進めるのが自然だし、当然という考え方は、大歓迎の大賛成、拍手喝采だ。しかし従来ある女人禁制の場については、私は現状維持に賛成である。お相撲の土俵に上がる、上がらせたくない、という押し相撲は、すべきではない。高野山の奥の院のその奥なども、女はここまで、と言われたら引き下がるのがよい。このことについて、私は不満はない。なぜ女人禁制としているか、その歴史を丁寧に示してひとつの伝統的風習として伝え、存続させて行くことは、あながち悪くないんじゃないか、という考えを持っている。この先、新しい女人禁制の場が作られることはないだろう。せいぜい、女性専用車両という、男子禁制の場は増えるかもしれないが。だから、あの土俵に上がることにこだわった人について私は、度量が狭いなあ、絶対作らねばならぬ、絶対守らねばならぬ職業の自由と伝統的風習を混同することはないんじゃない、と思っている。
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