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Dec 2014

毛糸とネコ

レッグ・ウォーマーからルーム・シューズに姿を変えつつあった毛糸。半分まで編んでテーブルに置いて寝たときは、すでに富士は自分の電気座布団の上に丸くなって眠っていたから、毛糸と富士をつなげて考えなかった。思いつかなかった。今朝目覚めたときも、想像もしていなかった。薄暗い室内。床がヘン。幾何学模様の床になっている。富士は、やけに静かに眠っている。おお、寒い、と起きてみたら、椅子、机。室内の脚という脚に毛糸がからみつき、引き回されていた。毛糸玉は消えていた、それどころか、昨夜編み続けていたルームシューズも、500円玉くらい残っているだけ、すべて引き回されていた。
冷凍食品を解凍するときは、富士が噛みつくから用心しているけれど、まさか毛糸がこんな目に遭うとは思いも寄らなかった。
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レッグ・ウォーマー

数年前に編んだレッグ・ウォーマーが綻びてきた。これは黒い毛糸とグレーの毛糸を2本取りで編んだもので、もとはセーターだったのをほどいて編んだのだ。疑っては悪いけれど、猫の富士ちゃんが噛んだ気配がある。暖炉の前のマットは、前の冬にボロボロに噛んだから、噛み噛みする子なのだ。今日は、年末の出来事を並べてくれるテレビをつけて、これをほどいた。大きな毛糸玉が二つできた。嬉しいな。これを4本取りにしてルーム・シューズを編むつもり。
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クリスマスイヴ

テレビは社会の窓である。オンにすると社会が映し出される。それは私の日常とはかけ離れたものだけれど、これが今です、これが日本の社会です、と社会の窓は言う。こんなものが流行ってま〜す、と騒ぐが、私にとっては始めて目にするものだ。売れるチャンスなら盛り上げよう、と、ハロウィーンで売り、いまはクリスマスが商戦場だ。なぜかサンクスギヴィングは無視されて、いきなりクリスマスになる。25日が終わるか終わらないうちにお正月商戦に入る。
今日は、風なく気温は10℃前後の日和、六本木のトウキョウ・ミッドタウンを散歩した。クリスマス見物である。21−21デザインサイトでゆっくり時間を過ごした。安藤忠雄の設計した建物は、折り紙のよう。芝生に馴染み、ほとんど地に沈んでいる。ミッドタウン内に24時間営業のスーパーがあったので見物した。何種類かの基本食品を見ると、スーパーのレベルが分かるし、客の暮らしぶりも掴める。この辺は、旧防衛庁の跡地である。青山墓地から表参道へ出たが、懐かしさを感じたくも、手がかりが消えて、これには感想も出ない。重なって見えたのは、今夜、クリスマス・イヴのイルミネーション、3博士の輝きが溢れることでしょう。
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30年

30年という言い方は、あちこちで便利に使われる。たとえば、中年の魅力的な女性に出会ったときの男性の挨拶、30年前に会いたかったよ。あるいはTVなどで企画が潰れたときに、30年早かったな。昨日、12月19日に、政府の地震調査研究推進本部が「全国地震動予測地図」の改訂版を発表した。これによると、今後30年以内に、日本列島のどこで何%、どこは何%の確率でM6以上の地震が起きる、という。これによると、ひどいところは80%近い確率だ。何年も前に、その何年も前にも、やはり30年以内と言っていた。10年前に30年以内と言っていた地域については、現在は20年以内の確率を発表できないのだろうか。逃げ水のように、いつもいつも30年。若い人は、はじめて聞くから真面目に受けるだろうが、高齢女性は思う、あいつと同じじゃないの!
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虚しい選挙

選挙の前から当日にかけて、本来なら選挙で持ちきりであって当然なのに、黙っているしかない今回の選挙だった。自民は国民の四分の一の支持を得た。投票率が50%そこそこで、投票した50%の中の半分だから、自民に投票したのは国民全体の四分の一と言うことになる。自民は大企業から莫大な献金を受け、彼らの組織票を握っての選挙だった。とくに原発推進を目指す企業の献金。大手商社も揃って乗っている。これをメディアは知っていながら見ない振りで黙っていた。つまりメディアも大企業そのものなのだから、国民は、とことんコケにされているわけである。どうして民主党支持者が支持政党を支持でききれなかったのか。それは本来の民主党支持者を完全に裏切る行為に出た野田前首相らを許すことができなかったからだ。あれは私たちが支持した民主党ではないという悲憤が渦巻いている。どうして支持できようか。民主党は解体してほしい。野田も前原もみんな手を繋いで自民へ入ってしまえ。共産党は、とことん反省したらよい。自党のことしか頭にない、国のことなど頭にない、我利我利亡者だ。その意味では、自民と変わるところがない。そっくりだ。
このまま安倍政権がしたいように進めてゆき、日本がボロ布のようになり、今迄の沖縄県民達の苦悩が我がこととして身にしみるようになったとき、はじめて本気で投票するだろう。それもできずに茹で蛙になるかもしれない。いかに沖縄の人たちが苦しめられてきているか、それが現れたのが今回の選挙だった。
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ネコの目

国立科学博物館で開かれている特別展「ヒカリ展」を見てきた。もちろん3人のノーベル賞受賞者の写真が飾られ、会場全体がヒカリで溢れ、輝いていた。立体映像で見るオーロラとオーロラ研究のもたらすものだけでも短時間では勿体なかった。多くの人が目を見張っていたのは、光るマユと光る花だった。これは、オワンクラゲやサンゴ、海洋プランクトンなどが持っている「蛍光タンパク質」の応用研究と「青色LED」のコラボレーションで、シルクの布が光り、トレニアという名の小さな花が、花自身が光っていた。なにしろカイコが光っているのだ! 光るカイコが光る糸を吐き出しているのだ! 私は、ビックリしてしまい、カイコの蛾が、真っ赤な光る目をして、こっちを向いているのを見ていられなかった。将来は、バラの花も光るようにできるのだという。蛍光鉱物、生物の展示も魅力だった。レーザー光線を当てた蛍石やルビーが輝く。目を見張る石の光だった。三原色の解説の所で、ネコの目には赤は見えない、青と緑がみえる、とあった。ネコは赤い色が見えないんだ、と知った。何色に見えるのだろう、灰色になっているのかしら。
帰宅して富士とバルコニーに出て遊んでやったとき、隣家の柿の木にメジロが3羽飛んできて、熟れた柿をつつきだした。富士はすばやく身を伏せ、ヒゲを前の方に寄せて注目。獲りたいのだ。うずうずしているのがわかる。柿は数個ずつかたまって実っており、メジロは、そのあいだを敏捷に飛び移っているのだが、早いし小さいし、柿の実の陰になってよく見えない。私は柿の色を消したつもりで眺めてみた。メジロは、葉のない細枝と柿の実の間で、ただメジロだけが、緑色で目立っているのだった。これじゃあ、見逃さないわ。ネコが巧みに鳥を捕るのは、運動能力だけではなかった。この地球には、私がみている世界のほかに何層もの異世界が重なって存在している。
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途絶電波世界の闇

久しぶりにairmacが復活して、ネットワークに接続できた。ザルに上げられていた魚が水に放された気分がした。突然、切れたのではなかった、前兆があり、ひとつだけつながらないサイトが出た。翌朝、全滅していた。私ができることは再起動だけで、それ以上のなにか、つまり手当たり次第にかき回すと、悪化するだけだという経験則が身についているので、救援を待つことにした。太重斎が頼りである。遠隔地にいるが、これこそ電波のお陰でつながるのである。有線でリモコン指示を受けて解消した。
島流しになったとき、一つだけ持っていくもの、何? という遊びでは、最近はパソコン、スマホが候補に挙がるが、自宅やオフィスにいても、これが切れた途端に島流しに遭ったようなものである。24時過ぎまで使っていて、朝一、寝ぼけ眼で立ち上げるのが 4時30分くらいだから、ほとんどクリンチ状態だ。今日から再びクリンチだが、たまにブレークしてみよう、気持ちの洗濯ができたように感じている。
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