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Jun 2018

猫の液状化

2017年のイグノーベル賞で、日本のチャタテムシ研究の専門家、北大の吉澤和徳准教授が生物学賞を受賞したニュースに、天地逆転の感を深くした。ムシのメスがオス、オスがメスの形をしているのを発見したというのである。わが家の庭に自生している浦島草、これが雌雄異株なのだが、時に雌株が雄に、雄株が雌に性転換することを知り、世の中わからないものだなあと慨嘆していた矢先であったので興味津々だ。他の受賞研究も見よう、まさに不確実性の時代ではないか。
2017年度物理学賞を受賞したのはフランス、パリ第7大学のマーク・アントワン・ファルダン先生で、受賞研究は流体動力学を使い、猫は固体であると同時に液体であるという説で受賞。多数の証拠写真は段ボール箱をはじめ、ガラス瓶、丼など様々な小さな器に収まっている猫たちだ。
これはまさに猫の液状化現象を捉えたもので、猫は、人の手によって押し込まれたのではない、自分から進んで入り込み、器の形に従い水のごとく収まっているのである。
さて話はここからで、猫の液状化現象は、器入りの姿は微笑ましいが、時に困ることもあるという、私と富士の場合だ。富士は犬のリードとハルターをつけて毎朝散歩をする。ところが気が小さい怖がり屋で、見慣れない大きな車や見知らぬ人が近づいたときなど、ほとんどパニック状態になってしまう。とにかく逃げ出して安全な我が家へ逃げ込みたい。この時につないでいるリードもハルターも、全く役に立たなくなってしまうのだ。あっという間に「縄抜け」して裸状態になり駈け去ってしまう。自己判断第一で私を無視して行動する。多分猫の持つ習性だろう、富士だけではなく、どの猫も似た行動をとるのではないか。犬のように人と気持ちを合わせてくれない。
忍者の「縄抜けの術」では関節を外すと聞くが、富士は一瞬のうちに(液状化して)抜け出してしまうのだ。じゃあ、普段の散歩の時のリードは一体なんなのよ、と思ってしまう。富士にしてみれば手をつないだ程度のことらしい。私は物理的に富士の体を確保できていると思い込んでいたが、このことから猫液状化は事実であると断言できます。


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