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Oct 2015

盗人

私は盗人村に住んでいる。ごく小さな、つまらぬものを盗られる。最近盗られたのはメダカの餌だ。円筒形の容器に入っているメダカの餌。玄関前の壷にいるメダカに餌をやったあと、そばに置いて庭へ回った。戻ったら消えていた。
その前は、玉石2コを盗られた。これも玄関前、道路際に置いたら、翌朝には二つとも消えていた。必要があって、わざわざ並べた直径20センチほどの玉石というと、なにやら美しい玉のように聞こえるが、ゴロタ石である。使いかけのメダカの餌も、ゴロタ石も、盗られても補充のきくものだし、だいいち盗るほどのものであるはずがない。
しかし、私の家の敷地内から持ち去ったのだからドロボーである。遠路泥棒をしようとしてやってきた本格的泥棒ではなく、近所に住むアマチュアドロボーではなかろうか。何年間にわたる被害を言い出したら、大変な件数になる。常習犯か、多数の泡沫泥棒がいるにちがいない。故に私は、盗人村に住んでいるという実感を持っている。
防犯対策には、お隣近所の目、なんてことをいうが冗談じゃない。情けない話だが、隣近所は泥棒と思え、と気を引き締めて暮らしている。
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府中美術館

マリー・ローランサンの展覧会を観てきた。場所は、都立府中の森公園内にある府中市美術館。京王線の東府中駅を降りたところから案内板があり、バスも出ているが歩いて20分。整備された広大な公園で、美術館は、突き当たりにあった。ローランサンの絵をみるのは初めてだった。パステルカラーのソフトな絵、詩人アポリネールの恋人。それだけしか知らない画家である。
70点のうち、一点をのぞき全部がマリー・ローランサン美術館所蔵の絵。画学生の時代の絵からはじまり、晩年まで、世紀末にパリで生まれ、1956年に亡くなるまでの絵が並ぶ。
お針子の母とふたり暮らしの少女が、画塾に通い始めてから成長してゆく姿が、絵から絵へと辿ることで見えてくる。非常に巧みな展示技術だと思った。古典を勉強していることも見える、ここにピカソがいて、コクトーもいた、そしてアポリネールと別れた、そんな気配も伝わってくる。フォービズム、キュービズムの影響を受けながら染まらず、独自の絵を創りあげた靱さに目を見張った。人を見る目が育ってゆく、それが見える。小説書きも人柄が露わになるが、画家もゾッとするほど見えるものだなあと胸が痛くなった。一枚、一枚の絵ではなく、全ての絵から立ちのぼる気配を受けて、この黒い瞳の画家に会った気分になり、帰ってきた。
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秋の陽射し

昨日今日、ノーベル賞が発表になり、2人の日本の研究者、それと中国の女性の学者も栄誉に輝いた。凄いことだ。ノーベル賞が設定していない分野は、それこそ無数にあり、そこで受賞者に劣らぬ働きをしている人たちが大勢いる。ノーベル賞は、そういうことにも思いを馳せる機会になっているのではないか。
斜めになった陽射しが家に射し込み、窓の外を飛ぶアブやハチの動きを追う富士も、秋のネコ、の姿に見える。
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ペンキ塗り

秋晴れの季節がやってきた。待望のペンキ塗りの季節でもある。玄関のドアを塗り替えるので、同時に水道のメーターの蓋も同色に塗ろうと思い立った、がもしかして水道局が目印に水色に塗っているので、塗り替えてはいけないかもしれない、と気がつき、水道局に聞いてみた。量水器の四角い蓋でしょ、いいですよ。あれはお客さんの所有物ですから。ただし量水器のなかのメーターの丸い蓋ね、あれは水道局の所有で、お客さんに貸している形になりますから、あれは塗らないでください。ということだった。塗り替えている人は結構いるそうだ。というわけで、いそいそと塗り替えた。
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