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Nov 2015

水道水

この冬は室内の水槽が空っぽだ。長年の付き合いだった老コリが死んでしまったあと、新しく魚を迎え入れる気持ちが生まれずにいる。いままでストーブの上にヤカンをのせていて、冬の朝はコリドラスに注いでいたのが、老コリがいないので管理を怠り、空だきをしてしまった。老コリは省エネに協力してきた魚で、電熱を使わず、ヤカンの湯で暮らしていたのである。今朝、ヤカンが軽かったので、蓋を取ったら乾いていたのだ。
水を入れようとしたらヤカンの底が真っ白で、ザラザラしている。ちょっと擦ったくらいではとれない。凹凸のある灰色の固形物が硬く付着していて、厚みがある。クレンザーをこすりつけて洗ったが、一部分だけで今日は終わりにした。息切れしてしまった。
ヤカン一杯の水が蒸発しただけなのに、これだけの物質が残った。いったい、この固形物はなんでしょうか。表層水だから、蛇口に来るまでに長旅をしてきているはずだが、添加物もあるのかしら。この水を飲んでいたら、炊事に使っていたら、体内を巡るわけです。途中で付着しないかしら。それとも吸収しているのかしら。私の脳みそは、ここでストップしてしまった。
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原節子さん

原節子さんが9月5日に肺炎で亡くなられていた、と公になった。この大女優に、さんをつけるのはおかしいけれど、どうしても「さん」をつけて、敬愛の念をこめて引き寄せ偲びたい。私がいちばん、よいなあ、と思っていることは、言葉遣いと、その抑揚、話す早さである。私たちが家庭で普段に話していた話し方、言葉遣い、発音、何もかもを、この方によって、永遠に留めて貰えることになったのだ。身の回りから日に日に消えてゆく日本の、女の、暮らしの中の話し言葉である。美しく、たおやかで、しっとりとした和語の言葉遣いを、小津安二郎監督と原節子は、見事に映画作品の中に留めてくださった、これは敬語をつけて、頭を下げて、心から感謝します。
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階段の塗装

秋の空の変わりやすさは覚悟していたが、今秋の空模様の移り変わりは激しく、ペンキ塗りを目論む当方としては、振り回されて目が回る。ペンキは湿度85%以上になると乾きにくい。それ故に夏を避けて秋にしたのだが、これではどっちもどっちだ。
業者さんに頼めば、一気に美麗に仕上げてくれる。それを選択肢に入れない理由は、経済的だということもあるけれど、それ以上にぜひとも自分でしたいのは、塗るという行為が目的化している故だ。つまり楽しいのであり、誰かにやって貰うことは、楽しみを取り上げられてしまう事になるのである。もうひとつは、途中変更ができることだと思う。
階段の蹴上げをドアの色と同色の瑠璃色にした。踏面は地のままの灰色で完成としたが、夜になって眺めて気がついたことは、古びた灰色の踏面が見えないのだ。どこに足を置いたら階段なのか、初めての訪問者は困ってしまうだろう。もちろん照明により解決可能だが、それではつまらない。そこで白く塗ることにした。試しに一段だけ塗ったが、ここで別の問題に突き当たった。それは、踏面をツルツルに塗ってしまうと危ない、滑ってしまいそうだ、ということだ。
業者さんは経験を積んでいるから、それはこうしたほうがよいですよ、などと上手に誘導してくれていたのだなあ、と試行錯誤しながら身にしみる。しかし、めげないのか、しつこいのか、昨夜私は新手を考えだした。それはエスカレーターの黄色に塗ってある部分、あれを思い出したのだ。左右と奥が黄色い。あの部分を白ペンキで塗るのである。手前にはノンスリップがついているから問題ない。今日と明日は雨模様、次の秋晴れが楽しみだ。
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富士ネコの成長

毎日一緒に暮らしている富士は、いまが盛りの若ネコで、美しい姿態を思う存分楽しんでいるかにみえる。短毛、長尾の猫は活発な動きをすると言われているが、その通りで、何のきっかけもないのに独り遊びで走り回り、突然、躍り上がるようにジャンプする。その姿は見事で、写真に撮りたいなあ、と思うが一枚も撮れない。写真はどれも寝ている姿だ。
子猫の時は好き嫌いがなく、何でも食べていたが、いまはもう、肉食一筋、ブロッコリや豆腐には見向きもしなくなってしまった。
毎日散歩に出るのは犬と同じで、散歩よ、と言うと玄関のドアの前に坐って待つ。ベランダに洗濯物を干す私の習慣を知っていて、洗濯機が止まると素早く気付いて走ってくる。ベランダに一緒に出ようというわけだ。干している間、鳥を目で追ったり、虫を捕ろうと狙ったりして遊んでいる。さあ、部屋へ入りましょう、と追いかけなければならず、鬼ごっこになっていたのが、最近は、入りましょう、と言うと先に立って部屋に飛びこんでゆく。手がかからなくなって、気持ちが通じ合うようになってきた。
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階段

今年の気候は少しヘンだ。堪えられないほどの暑い日々の8月、月末に急降下した気温は、そのまま秋に流れ込んだ。そして今、なぜか20℃を越える日が混じる。こんな年は大雪がくるのよ、と同じ神奈川に住む友人とメールを交わした。私の予想は、年明けの松の内に初雪があり、月末に都心の交通がマヒする程度の雪が降る、というものだ。乞うご期待。
暗い雨の月曜日、『世界の美しい階段』という写真集を開いた。
映画・芝居の劇的なシーンは、階段で起こる。世界の美しい階段を、ドラマを見るように眺めようと開いた。凄ーい!
有名な階段、大殿堂の階段。どれも遠い国々の、自分とは関わりのない階段だ。ページが進むにつれて大邸宅は消えて、家族が住む家の階段が現れてきた。そこには腰を下ろす人がいて、佇む人も見える。そして魅力に溢れる色と形に魅了された。モロッコの階段。ギリシャも素敵だ。入り口の数段に鉢の花。
私は自分の家の、灰色のコンクリ階段を振り返った。貧しいなあ。そうだ、自分色に塗ろう! ワクワクしてきた。
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