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Jul 2018

土用の丑の日

今年の土用の丑の日は、7月20日と8月1日。世の中に、こんなにたくさんうなぎがいるのか、と思うほどにスーパーにウナギの蒲焼が並ぶ。日本全国の店に溢れているに違いない。生活協同組合に加盟しているので週一回の注文と配達がある。土用の丑の日の前、クリスマスの前、お正月の前などには、あらかじめ予約をするシステムになっていて、この夏もうなぎの予約注文用紙が入っていた。注文して生協に協力したいけれど、最近は気持ちにブレーキがかかっている。思わず「生協でうなぎを扱うの、やめない? 猛烈減ってるのよ」と配達の青年に言ってしまった。そんなこと言われたって、困っちゃう配達係だ。おすすめの商品を、1品でも多く注文してもらうことが配達係としては大事なことなのだから。それはわかっているけれど、生活協同組合としての思想というと大げさだけれど、やっぱり思想だ、これを持ってもらいたいものだと願うのである。
せめて雑談の時などに、会員からこんなこと言われた、などと話題に出たりして、皆が考えるようになっていったらいいなあと願う。喜んで食べる人がいるから売る、控える人が増えて売れなくなったら、ウナギの稚魚を獲り漁る欲も薄らぐだろう。需要を減らすことが、ウナギを絶滅から守る第一歩だと思う。ウナギの産卵地帯がどこか、生育過程はどのようなものであるかなどは目下解明中で、はっきりわかっていない。養殖ウナギは、幼魚を捕まえてきて餌をやって太らせて売っているのだから、成魚を獲るか、稚魚を獲るかの違いだけなんだと思う。一人一人が、日常の暮らしの中で、ほんのちょっと立ち止まって、うなぎの未来を考えてもらいたいと思うのですけれどね〜。
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この暑さ

年をとるにつれ、感覚も鈍り感じなくなるという。それでは私は若いのでありましょうか。敏感なのでしょうか。
暑くてたまらん。この夏は、というか7月も下旬に入ったが初旬から一本調子の高温で、これを暑い、暑いと感じるのであります。
夜中に喉が渇き麦茶を飲む。電灯をつけずに手探りで掴めるところにボトルを置いて寝る。魔法瓶を使っていたが、開け口を探すのに手間取るので、単純なネジ式キャップのボトルに替えた。
一晩で700gもの水分が体から蒸発するのだそうだ。寝る前に350くらい、真夜中に300程度、起き抜けに500cc。これでもトイレに行かないでいるのだから、生き物が生きてゆくために、どれほどの水が必要かということだ。
4時起きして、まずは飲んでからゆっくりと右往左往し、やがて富士と道へ出るのが日課となっている。そこへマルオが加わる。マルオも幾つかのサインを覚えてくれて飼い猫同然となってしまった。
メダカの水に指先を入れる。朝は、ぬるいが日中は湯気が出そうに熱くなってしまう。日覆いをかけてやり、薄緑色の水を草花、植木に与えて減らし、前日にカルキ抜きをした水道水を加える。
昨冬は水底まで凍結してメダカ全滅の大惨事であったので、今夏は湯の池で茹だってしまった大惨事、となりたくないので必死の努力を重ねている。
今朝、トンボが羽化し、一仕事を終えた時には透明な翅を煌めかせて飛び立った。ウチのヤゴの、旅立ちの日。
彼らが念入りに水面に産み落とす卵のほとんどはメダカたちの好餌であるから、ヤゴに育つのはごくわずかだ。メダカはヤゴの卵を食べ、ヤゴはメダカを食べ、自然界は巡る。
水生昆虫のほとんどは翅を持っていて飛来できるので、アメンボ、来ないかなあ。ミズスマシ、こいこい。マツモムシ来てちょうだいと願っている。もしかするとトンボも水生昆虫の仲間に入るのかもしれない。
近くに水場があれば、たちまちきてくれるだろうが、すっかり造成されきってしまった地帯だ、小さなビオトープを見つけてくれるアメンボはいるだろうか。
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羽化

夏至を過ぎると日差しが変わる。秋の虫が鳴き始める前にセミの季節が来る。早朝の富士の散歩に出たら茂みの奥から一声、キリギリスが鳴いた。
今夏は暑い。去年より暑さが厳しように感じられ、しかも一本調子に暑い日が続いている。これには良いこともあり、今年のメダカはよく育っている。
春一番、5月生まれの赤ちゃんたちがもう、一人前の大人になって、いつ産卵してもおかしくないほどの体型に育った。
ようやく念願のビオトープが安定、底の砂と水草も落ち着いて、藻の間には今朝生まれたかのような赤ちゃんメダカが固まっている。この稚魚たちは、この春生まれの若メダカの子かもしれない。
大人メダカは、卵であれ稚魚であれ、自分たちの子孫と知ってか知らずか食べてしまう。だから繁殖させるには幾つもの水槽に分けて飼育しなければならないのだけれど、ビオトープは自然体が目的なので成り行きに任せている。
成り行きとはいえ、水の管理と餌やりはするので、放置しているわけではない。膝をついて水面に顔を寄せてみていると、稚魚は藻の間に集まって、広い場所へ出ていかないことがわかった。また、元気者たちは障害物のない広場を群れを作って泳ぎまわり楽しそうだ。
ここにはすでにトンボが飛来して盛んに産卵している。やがて水面に産んだ卵が孵化してヤゴになり冬越しをするはずだ。メダカを飼育する人たちは、ヤゴをメダカの天敵と言って目の敵にする。獰猛な肉食系のヤゴは水底を這って暮らすのだが、素早い。メダカがどれほど被害にあうか、大変な数になると思う。それでも、これがビオトープという小さな自然の姿なのだから、ヤゴも、そのまま生活している。
毎年、何匹かのヤゴが、夜明け前に水を出て草の茎や、ブロックなど、選んだ場所で羽化する。日が出る頃には輝くトンボとなり、小さな壺の水から大きな空へ飛び立ってゆく。

だらだらと話が長くなったが、羽化でききれずに死んだヤゴを見つけた。なぜ。20年、30年やってきているが初めて見た異変だ。ゴールを見つめながら走ってきて転倒したような。トンボの羽化は今ではない、6月初旬の出来事だったが、だれかに伝えることも、する気になれないで陰鬱に抱えていた。
アブラゼミの声は、まだ耳にしないが、これからがセミの季節。お向かいさんの家のガレージに転がっていたセミの抜け殻に富士がじゃれついて遊んだ。ところが庭に、羽化できずに死んでいるセミを見つけた。突然、去年の夏を思い出した、去年も羽化できなかったセミを見ていたことを。去年が最初だった、それ以前は、こんな不発羽化は見たこともなかった。それが、今夏また起きている。何か原因があるに違いないと思うのです。
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