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検察の罠

検察の罠』副題ー小沢一郎抹殺計画の真相 著者=森ゆうこ 日本文芸社2012年5月発行 ISBN978-4-537-25941-4 ¥1500 
著者=1956年新潟県生まれ。新潟大学文学部、横越町町議を経て民主党参議院議員。元文部科学副大臣。1男2女の母。
内容=「西松建設事件」「陸山会事件」の真相を追求、検察と司法の闇を追う。巻末に小沢一郎との対談。
感想=卒論を目前に家業を助けて兄とともに働き、8年後に卒業した出発点から語られる。企画力、行動力、集人力などの能力が、結果から見えてくる。人というものが、置かれた境遇において、一所懸命の努力をするとき、その人が内蔵する資質が意図するしないにかかわらず発揮されるものだ、ということがわかる。森ゆうこの書き方は、率直で飾り気がなく、簡潔だ。正直一本で書いているから、こうした能力が本人も意識しないところで花開いてゆくのが見えるのである。本人が意識しているのは、親譲りの不屈の闘志で、これは議員になってから遺憾なく発揮される。素晴らしいのは、この過程で結婚、子育てを平行してやっているが、夫が立候補を勧め、背を押してくれている姿だ。表紙の写真に見える結婚指輪が眩しい。
たまたま、小沢一郎という政治家の上に起こされた捏造事件であるが、森氏が何度も繰り返しているように、この事件の本質は、一人の政治家の問題ではなく、日本の国のありよう、民主主義国家としてのありようを根本から問われている事件である。問われている、とはぬるい言い方であり、検察も司法も、政治全体が腐りきっているのだ、日本という国家が独立国家として自身の足で立っていない、三権分立も紙の上だけ、という現実を、国民が直視すべきだというのが本書の主張であろう、と私は読んだ。要は、国民の民度にかかっている。
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