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貧困の放置は罪なのか

貧困の放置は罪なのか』 副題 グローバルな正義とコスモポリタニズム  著者 伊藤恭彦  ISBN978-4-409-24089-2 C1036 ¥ 3200E 2010.5 人文書院 発行

タイトルを見たとき、この本の主張は、放置は罪ではない、と言うものだろう、と思って開いた。が、正反対であった。著者の主張は、貧困を撲滅するための富裕国の責任を明らかにして、誰もが貧困から解放され、人間的な生活を送れる地球を実現するようなグローバルな枠組みを構想する点にある。
対象と目した読者は、どの辺にあるのか。研究成果を1冊にまとめて発表したような印象を受けた。私は、貧困の人、すべてを援助するやり方に対し、自助努力を最大限にしてからにするのが望ましいと考えている。
映像で見る限りの情報がほとんどではあるが、 地球上のどの国であれ、救助される側に対して、私はもどかしさ、いらだち、不満を感じる。惨めったらしくうずくまる前に、することがあろうが! と思ってしまうのだ。これは、私が戦争のときに東京で生活していた記憶から、どうしても湧き出る思いである。
沖縄では、沖縄の民間人を含めた数多く、いや数えきれないほどの死体を、戦勝国はブルドーザーで処理したのだ。それでも、沖縄の人々は、涙顔でうずくまることはなかった。かわりに、今日現在まで、下火になることのない怒りが噴出しているのだ。
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