日本一の火山 富士山
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『日本一の火山 富士山』荒巻重雄・太田美代 著 山梨県環境科学研究所 2008年3月発行 ISBN 979903351-4 サイズ 210 mm X 148 mm 92頁 非売品
著者=荒巻重雄 山梨県環境科学研究所所長・東京大学名誉教授・国際火山学会名誉会員・日本火山学会名誉会員。東京大学地震研究所・北海道大学などを中心とした火山学基礎研究者としての現役時代ののち、現在は火山防災・環境教育の分野で活躍。浅間山・富士山の火山ハザードマップ検討委員会委員長。噴火災害の軽減に力を尽くしている。
太田美代 サイエンス エディター 上智大学大学院地球環境学研究科博士前期課程修了。
この本は、50年以上火山と暮らしてきた荒巻重雄先生のエッセンスである。膨大で巨大な、そして深遠な「富士の山」のエッセンスを、面白く、やさしく、楽しく、見せてくれるために力を発揮されたのが、太田美代氏。
この本は、当研究所に併設されている図書館の開架棚にある。私が、買いたいとお願いしたところ、研究所の方は、これは非売品で、残余部数も有るかどうか、と困惑されていらしたが、ようやく見つけた1冊を分けてくださった。貴重な書物である。
百頁足らずの中身は「これが、日本一の山」「火山とは」「富士山のプロフィール」「富士山と暮らす」の4章。各頁にカラーの写真、イラスト満載。おまけにコラムが20、巻末に火山辞典、引用参考文献が出ている本格的な専門書である。
私は一気に読み、そして研究所の方に言った、読み易くて、とっても面白かったです。そして富士山て、こういう山だったんだ、って、はじめて知りました。
すると、研究所員は言った、この本は子どもたちに、と書かれたんです。そうであったか。子どもたちのために、これほどの専門的な深い中身を、これほど丁寧に、やさしく伝えてくれるためには、まさに富士山同様、日本一の愛情と力量が注ぎ込まれているのだ、と感動ひとしおだった。そして本書は、大人たちにこそ読んでもらいたい内容。日本人で、富士山の姿を知らない人はあるまいが、富士山の素顔、生い立ち、性質などを知っている人が、いったいどれほどいるだろうか。
私の願いは、この本が何時の日か、全国に広まることだ。
著者=荒巻重雄 山梨県環境科学研究所所長・東京大学名誉教授・国際火山学会名誉会員・日本火山学会名誉会員。東京大学地震研究所・北海道大学などを中心とした火山学基礎研究者としての現役時代ののち、現在は火山防災・環境教育の分野で活躍。浅間山・富士山の火山ハザードマップ検討委員会委員長。噴火災害の軽減に力を尽くしている。
太田美代 サイエンス エディター 上智大学大学院地球環境学研究科博士前期課程修了。
この本は、50年以上火山と暮らしてきた荒巻重雄先生のエッセンスである。膨大で巨大な、そして深遠な「富士の山」のエッセンスを、面白く、やさしく、楽しく、見せてくれるために力を発揮されたのが、太田美代氏。
この本は、当研究所に併設されている図書館の開架棚にある。私が、買いたいとお願いしたところ、研究所の方は、これは非売品で、残余部数も有るかどうか、と困惑されていらしたが、ようやく見つけた1冊を分けてくださった。貴重な書物である。
百頁足らずの中身は「これが、日本一の山」「火山とは」「富士山のプロフィール」「富士山と暮らす」の4章。各頁にカラーの写真、イラスト満載。おまけにコラムが20、巻末に火山辞典、引用参考文献が出ている本格的な専門書である。
私は一気に読み、そして研究所の方に言った、読み易くて、とっても面白かったです。そして富士山て、こういう山だったんだ、って、はじめて知りました。
すると、研究所員は言った、この本は子どもたちに、と書かれたんです。そうであったか。子どもたちのために、これほどの専門的な深い中身を、これほど丁寧に、やさしく伝えてくれるためには、まさに富士山同様、日本一の愛情と力量が注ぎ込まれているのだ、と感動ひとしおだった。そして本書は、大人たちにこそ読んでもらいたい内容。日本人で、富士山の姿を知らない人はあるまいが、富士山の素顔、生い立ち、性質などを知っている人が、いったいどれほどいるだろうか。
私の願いは、この本が何時の日か、全国に広まることだ。