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原子力帝国

原子力帝国』(DER ATOM-STAAT)Robert Jungk(ロベルト ユンク)著 山口裕弘訳 社会思想社 1989年発行ISBN 4-390-11281-3
¥520 262頁 文庫 105mmX150mm 現代教養文庫1281
著者=1913~1994 ベルリン生れ 作家・演劇評論家、マックス・ユンクの子。哲学者。ベルリン大学で歴史・心理学を学んだ後、ナチス台頭下の激動の時代をパリ・プラハ・チューリッヒなど転々としながら論陣を張り寄稿する。ドイツ系ユダヤ人。
内容=本書は1977年に発表され、ベストセラーとなり、数カ国語に翻訳された。日本では本書が出版されたが、2002年に出版社が経営不振のために消滅、従って絶版。古書として、この文庫本で12000円ほどで、わずかに流通している。いま、復刊の希望が多く寄せられている注目の書。
 核分裂を技術的に利用することにより、権力の新たな次元をめざす飛躍が成し遂げられた、とし、世界中の社会の硬直化、一般市民の言論・思想の自由の喪失、独断独善の帝国主義の到来を予見する。原子力は、まず敵対国へ向けて使われたのち、平和利用に向かうが、戦争のための原子力と原理的には違いはなく、生命に敵対する性格は変わらない、と説く。この状況下で社会、政治がどのように変化をするか、市民がどのような影響を受けるかについて、冷静緻密な思考が述べられる。
感想=1977年に、いまの日本の政治家たちを見てとり、福島を訪問したかのような記述をした著者に驚嘆する。
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