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武術「奥義」の科学

武術「奥義」の科学』 最強の身体技法  著者 吉富康郎 講談社 発行 新書判 ISBN978-4-06-257688-8 c0240 ¥860E

著者は中部大学工学部教授。1944年生。力学を人体に応用して、格闘技などの研究をするバイオメカニクスの専門家。テレビ出演も多い。
二言目には、究極の奥義を繰り出させて、主人公を活躍させるストーリーを書く人がいて、ついに私は、その方を「究極の奥義氏」と呼ぶことになった。それで、ひとつ奥義の奥義を覗いてみようという気になって読んだ。
ところが、トルクがどうとか、矢印、記号などがふんだんに使われている図もあり、すべてを理解するには、私の能力は不足なのだった。致し方なく、つまみ食い。
わかったことは、薬指という指が、なんと重要なものであるか、ということだった。
実は、私はピアノを弾くときに薬指の力が弱くて難渋していた。5本の指の力は、それぞれに違いがあって、薬指が落ちこぼれ指だというのが私の結論だった。さらに、怪我をしたとき5本の指は、それぞれに違う反応を示し、薬指について言えば、この指が最も痛みを強く感じるのだった。このことは、私はよく怪我を、大きな怪我をするので実感している。
さて、ところが、本書でわかったことは、なんと、この落ちこぼれ指が大切な働きをしているというではないか。
ほんの少し、ご紹介しますと、
「刀(の柄)を握るとき、力を入れるのは薬指と小指の2本で、とりわけ薬指に力をかける。親指と人差し指は、軽く添える程度で中指は軽く握る。この刀の握りかたは「手の内」といい、日本刀の操作の基本となる」。
そして、薬指はあまり意識しないが、ものを握る、たとえば中華鍋を扱うとき、もっとも大きな力を出しているのは、この薬指であり、荷物を手に提げるときも、薬指を中心に第3〜5指だけで十分だそうです。

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