多摩川猫物語
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『多摩川猫物語 それでも猫は生きていく』著者=小西修 発行=角川書店2013年 サイズ20cm 95頁 ISBN978-4-404112787¥1900
著者=1956年生まれ、川崎市在住。広告写真業。妻とともに多摩川河川敷のホームレス、虐待されている動物の愛護活動と記録をしている。
内容=1990年から、著者夫婦は多摩川の猫たちの病気治療、給餌、保護などをしている、そのあいだに撮った写真と文。
感想=捨てる、いじめる。わざと犬のリードを外して、せっかく仲良くしていたタヌキとネコを追いかけさせる犬の飼い主。電化製品に囲まれた室内で寝起きし、食べたいだけ食べて、食べ残しもする、そういう「あなた」が授かったあなたの命と、同じ重さのひとつの命を抱えて生きようとしている生き物を、どういう思いで虐待するのだ? 多摩川の河畔は、美しい快適な河川敷だが、ときに怒濤の大河に急変する。そのときに行方不明になるホームレスの人たちと猫たち。著者は、こうしたホームレスの姿も丹念に見つめて守ろうとしている。ネコたちに名前をつけて、名前のある君だよ、と愛情が注がれている。虐待者への怒りの言葉は、みつからなかった。
著者=1956年生まれ、川崎市在住。広告写真業。妻とともに多摩川河川敷のホームレス、虐待されている動物の愛護活動と記録をしている。
内容=1990年から、著者夫婦は多摩川の猫たちの病気治療、給餌、保護などをしている、そのあいだに撮った写真と文。
感想=捨てる、いじめる。わざと犬のリードを外して、せっかく仲良くしていたタヌキとネコを追いかけさせる犬の飼い主。電化製品に囲まれた室内で寝起きし、食べたいだけ食べて、食べ残しもする、そういう「あなた」が授かったあなたの命と、同じ重さのひとつの命を抱えて生きようとしている生き物を、どういう思いで虐待するのだ? 多摩川の河畔は、美しい快適な河川敷だが、ときに怒濤の大河に急変する。そのときに行方不明になるホームレスの人たちと猫たち。著者は、こうしたホームレスの姿も丹念に見つめて守ろうとしている。ネコたちに名前をつけて、名前のある君だよ、と愛情が注がれている。虐待者への怒りの言葉は、みつからなかった。