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今夏のメダカ

5月から欠かさず世話をしてきたメダカたちは、立秋以降、落ち着きを取り戻した。産卵は峠を越え、春一番に生まれた子たちが成魚となった。
大人メダカたちは肥満体を持て余し気味にしながら穏やかに群れている。
単独でいるのは老齢メダカで、誰もいない隅っこの水面近くに漂い、流れてきた餌を欲しくもなさそうに口に入れてみたりしている。群れて泳ぐのは飽きた、という顔つきだ。
昨日は、子育て水槽で中学レベルに育った子メダカも合流させた、寒くなるまでに大人になってくれるだろう。
大人たちと一緒では、萎縮して育たないかな? と心配なメダカもいるが、むしろ背伸びするくらいの環境に入れてやった方が、勢いの良い丈夫なメダカに育ってゆく場合の方が、圧倒的に多い。
赤ちゃんメダカは5ミリ前後の微小な時から、この子は育つ、とはっきり見て取れる。姿ではない、動きである。
生まれた途端から、先祖返りしたメダカは黒く、ヒメダカは薄い色をしているし、活発な子は針の先ほどの時代から目立って活発だ。
たまに、背骨が湾曲しているような子も生まれるが、どうすることもできないから、皆と同じに育ててゆく。大きくなっても泳ぎは遅いが、仲間たちも本人(魚)も、障害に気づかず、違いも知らず無関心だ。
この子は泳ぎにくそうだな、と見つめているのは私だけだ。
雄メダカだが、ものすごい速さで突っ走る子が育った。目にも止まらない速さで1メートル以上、突進する。浮き餌を食べている群れの中に飛び込んで行く。
ぶつかったら危ないじゃないか。と案ずるがぶつかったことはないし、反応するメダカもいない。どこへ行こうという気もないらしく、ひたすら玉突きの玉のような暴走をくりかえす。
周りのメダカたちは迷惑だろうな、とハラハラするのは私だけだ。
法師蝉の声だ、飛び交っていたシオカラトンボたちはどこへ行ってしまったのか。夏が仕舞いに近づいた。
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