ライオンとクジラ対ネズミとイワシ
13-10-17 11:00
今朝の社説6紙のタイトルを並べると
読売新聞=政治姿勢 国民の疑念には真摯に答えよ
産経新聞=森友・加計問題 説明責任は選挙後も続く
日経新聞=与野党は同じ土俵で議論を
朝日新聞=衆院選 安保法と憲法9条 さらなる逸脱を許すのか
毎日新聞=日本の岐路 エネルギー政策 原発依存からの出口は
東京新聞=<衆院選>経済政策 思いつきノミクスでは
となっている。2本立ての社説を出している新聞がほとんどだが、選挙関連の方を拾った。
今回の衆院選では、この社説群のタイトルを見ても分かる通り、全紙が同じ方向を向いている。
これは、かつてないことだ。
前回の選挙の際、保守系メディアは、こぞって論点のすり替えを行った。NHKが、その先頭に立った。なので私は、同日に並んだ社説群を見て意外性を感じるとともに、改めて安倍政権の目に余る腐敗、乱脈ぶりを見た思いがした。
こんな政権は初めてだ、という声が政権に関わる人物たちからも複数聞こえていたのは宜なるかな、であった。
あまりにもあからさまな政権の私物化に、さすがの保守系も庇う言葉が見つからない。
しかし、TVメディアの言うことだが、現在の状況では与党が絶対優勢、過半数を獲得という。
これはどうしたことだろう?
今回の選挙結果がどう出るか。それは投票後に数字となって公表されるだろう。
民主主義の根幹である投票の結果を100%信ずることができなくなっている、という国民感覚は鋭い。しかしこの鋭いセンサーは、我が身を守り、危険なことは見ても見ないふりをする原初の生物的動きに反応し完結してしまう。
締め切られた投票箱が封印され、投票所から開票作業場に移動運搬される。時間的物理的に開票結果が出ることが不可能と思われる、この時間帯に「当確」の報道がでるということを不思議と感じない国民がいるだろうか。
投票票の一部が不正な操作を受けて消滅したり、改変されたりしているという風評に耳を貸さず、信じようともしない国民が、どれほどいるだろうか。
小さいものたち、弱いものたちのセンサーは、力を持つ大きなものたちとは比較にならないほどの鋭さを持つ。自然とは、もともとそういうものではないかしら。
ライオンとネズミ。クジラとイワシ。人間だって、このような自然界の生き物の一種なんだから。同じことをしているのよ、と私は感じている。
ネズミとイワシに、団結しよう、考えよう、抵抗しようと説いたって、それこそバカもの扱いをされるのがオチである。バカなことを言ってる暇があったら逃げなよ、と諭されるのではないか。
かくして夢の民主主義は包装紙だけを残して、私物化と独裁の快感を手にした下劣な品性の輩が居座ることになる。
読売新聞=政治姿勢 国民の疑念には真摯に答えよ
産経新聞=森友・加計問題 説明責任は選挙後も続く
日経新聞=与野党は同じ土俵で議論を
朝日新聞=衆院選 安保法と憲法9条 さらなる逸脱を許すのか
毎日新聞=日本の岐路 エネルギー政策 原発依存からの出口は
東京新聞=<衆院選>経済政策 思いつきノミクスでは
となっている。2本立ての社説を出している新聞がほとんどだが、選挙関連の方を拾った。
今回の衆院選では、この社説群のタイトルを見ても分かる通り、全紙が同じ方向を向いている。
これは、かつてないことだ。
前回の選挙の際、保守系メディアは、こぞって論点のすり替えを行った。NHKが、その先頭に立った。なので私は、同日に並んだ社説群を見て意外性を感じるとともに、改めて安倍政権の目に余る腐敗、乱脈ぶりを見た思いがした。
こんな政権は初めてだ、という声が政権に関わる人物たちからも複数聞こえていたのは宜なるかな、であった。
あまりにもあからさまな政権の私物化に、さすがの保守系も庇う言葉が見つからない。
しかし、TVメディアの言うことだが、現在の状況では与党が絶対優勢、過半数を獲得という。
これはどうしたことだろう?
今回の選挙結果がどう出るか。それは投票後に数字となって公表されるだろう。
民主主義の根幹である投票の結果を100%信ずることができなくなっている、という国民感覚は鋭い。しかしこの鋭いセンサーは、我が身を守り、危険なことは見ても見ないふりをする原初の生物的動きに反応し完結してしまう。
締め切られた投票箱が封印され、投票所から開票作業場に移動運搬される。時間的物理的に開票結果が出ることが不可能と思われる、この時間帯に「当確」の報道がでるということを不思議と感じない国民がいるだろうか。
投票票の一部が不正な操作を受けて消滅したり、改変されたりしているという風評に耳を貸さず、信じようともしない国民が、どれほどいるだろうか。
小さいものたち、弱いものたちのセンサーは、力を持つ大きなものたちとは比較にならないほどの鋭さを持つ。自然とは、もともとそういうものではないかしら。
ライオンとネズミ。クジラとイワシ。人間だって、このような自然界の生き物の一種なんだから。同じことをしているのよ、と私は感じている。
ネズミとイワシに、団結しよう、考えよう、抵抗しようと説いたって、それこそバカもの扱いをされるのがオチである。バカなことを言ってる暇があったら逃げなよ、と諭されるのではないか。
かくして夢の民主主義は包装紙だけを残して、私物化と独裁の快感を手にした下劣な品性の輩が居座ることになる。