文房 夢類
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高原書店、閉店

今朝、と言っても昼寄りの、10時を過ぎている今、地方版ニュースで高原書店が一昨日の5月8日に閉店したと知った。
東京都町田市のJR・小田急線の町田駅にほど近いところにある古書店で、1974年に開業した。
細々とした開店当初から表現したいことを持っている古書店だった。40年を超える付き合いになる。
が、最近はご無沙汰していたのだ。なぜかというと車を降りたことが原因。車で気軽に行けていたのが、バスだ、電車だ、駅から歩く、というわけで足が遠のいていた。
もう2つ原因がある。
1つはネット検索で日本国内の登録古書店から希望の資料が発掘できることで、もちろん、この中に高原書店も入っていた。
2つ目はkindleで、深夜、突然読みたくなった時でも、即、買い、瞬時に読めること。
しかしネットでは、高原書店は検索の上位に出てくるので、元気にやっているなあ、と安らかな心地でいたのだ。
社長の部屋でお茶をご馳走になっていると、受注本の発送に忙しい様子が見て取れたから本物の破産らしい様子に衝撃を受けている。
小誌「夢類」でも取材させていただき、取り上げたことがあった。
この書店は、創業時から一貫して発信する姿を続けてきていた。子供たちへ読み聞かせ、大人たちへ朗読会。
陽子社長と親しい役者さんたちが協力、出演してくれる、身近で新鮮な舞台。
こういうことを無料で行い続けてきたのだ。
このお店でバイトをしていた三浦しおんさんが直木賞を受賞した時、陽子さんは身をよじって喜んだ。
立て込んでいるだろうが、ちょっと行かねばならぬ。前にも破産寸前まで詰まったことは、あったのだ。

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