Site logo
Site logo
myExtraContent1
myExtraContent5

WTOの判断

世界貿易機関(WTO)は今回、韓国による福島など8県産の水産物の輸入禁止措置を妥当とする最終判決を下した。
日本産食品の輸入を規制している国、地域は他にも香港、中国、台湾、シンガポール、マカオ、米国、フィリピンが一部の県産について輸入禁止の措置を継続している。このほかの国にも、検査証明書を要求するなどしている国は、EU、ロシアなど十数か国ある。
これまで日本は台湾に対して輸入を強要するかのような態度をとり続けてきたし、今回の敗訴はショックだ、がっかりだという反応が多々見受けられる。基準値を満たしているし、安全なのに、という不満だ。
しかし私は、この判断は良かったと思う。禁止しなければいけない。
今、小売りの場面で必ず見られるのは産地の表示である。これをも信じられないとなった場合は、お手上げというか日本壊滅だと思っている。産地を確かめて買う必要があるのだ、野菜も海産物も。
なぜだろう? と尋ねるまでもない3.11故である。地震と津波のためではない。地震と津波だけだったら寄ってたかって修復し、強固な地域を構築し、むしろ人口も増えて発展してゆく。
大昔からの勤勉で、我慢強い態度が、今回に限り機能しないのは原発が原因で、これは政府の仕業である。しかも今もって反省はなく、原発を作り続けている。
政府が絶え間なく努力し、行動していることは何か? 事実に目をふさぎ、嫌なものは見ない、聞こえない、なかったことにする、というごまかしと嘘の構築である。
3.11以来、かろうじて産地の表示を信じて暮らしているが、それ以外の諸々は全く信用していない。基準値も計測値も、計測機器も、信用するに足る足場は見えない。
あの日以来、私は水を買い続けて飲料と料理用に使っている。費用がかかるが耐えるしかない。
あの日以来、私は近海物の海産物を全く買っていない。北海道のホタテ以外の貝類は佃煮だって買わない。そんなの常識よ、という人が多いから言うほどのことではないが。
あの日以来、食べないものが多々あることは、極めて不自由だし、楽しみもそがれることではあるが、死ぬまで続けるつもりだ。
3.11は、だから風化どころじゃない、日々毎日、接している現実なのだ。
韓国の若い女性がテレビの取材に答えて言っていた、「この先50年は日本のものは食べない」。是非、そうしてほしい。50年でも短いくらいだ。
国は、文句があるなら太平洋に1滴も汚染水を流出させなくなってからにしてくれ。残念なことだが、国は嘘をつきすぎたし、嘘つきをやめない。
食べない、買わない、の行為の底には、健康を守ることのほかに、3.11が現実の問題であるということの主張と、国への怒りと反発が渦巻いている。


0 Comments
myExtraContent7
myExtraContent8