文房 夢類
文房 夢類
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トンボ、空へ!

昨日は発送仕事の大団円を迎え、意気高揚して上機嫌で寝てしまった。9時に寝たのである。意気盛んになったら眠れるはずもない、枕に頭がついたかつかないうちに、もう熟睡したのだから意気は消滅していたに違いない。
要は満足したから眠ってしまったのだろう。
当然のことながら3時に目が覚めてしまった。じっとしている義理もないわけで、朝湯に入って岡本綺堂を読む。改めてすごい人だなあと思う。綺堂は英語が読めたし、漢文は、もちろん通暁していた。
その上で和文を縦横に駆使する腕力は並大抵ではない。朝湯の湯船に顎まで使って旗本の三男坊の行状を味わい、はた、と膝は打たなかったが、首肯するところがあった。
ビオトープから立ち上がるコンクリートの壁に、羽を左右に伸ばしてトンボがいた。おめでとう!
ヤゴの姿の黒い抜け殻に掴まって、左右に伸ばした透明な羽が、ようやく射してきた朝日にきらめく。おめでとう!
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