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カランコエ

カランコエという妙な名の花を5鉢育てている。小さな4片の花は赤、橙、黄、白があって葉も花も多肉植物ではないかと思うのだが分厚い。マダガスカル、南アフリカ、東南アジアに分布していると聞く。寒さに弱いですよ、水のやりすぎに注意、と言われて守ってきた。真冬に咲くので窓辺が賑やかで気分が明るくなる。
花言葉が良い。「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」。
先週のこと、夕方にならないうちに帰宅できると踏んで、5つの鉢を軒下に出して日に当たってもらうことにした。晴れて風のない日だった。
ここまでは良かった、帰宅したのも4時前だった。それも問題なかった。この後が問題だった。カランコエを部屋の外に出していたことを忘れきって寝てしまったのだ。あんまりではないか。なんで忘れたのか全くわからない。
翌朝のこと、いつも通りに5時前に起きた時、思いもよらぬ異変に遭遇した。流しの水が出ない、凍っていた。風呂場の水道を調べたところ、こちらはパネルに白い炎の絵が出ていた。点火して作動している時は赤い炎の絵が出るが、白い炎の絵は初めてだ。取説を見たら白炎は自動凍結防止装置稼働のマークだった。これに感動し、台所の自然解凍を待って1日が始まった、零下何度だかの、とんでもない低温の朝だった。
カランコエを思い出したのはもう、昼過ぎだった。みんな萎れていた。満開の花はうなだれ、葉も鉢の外に垂れていた。翌日、その翌日、いくら待っても立ち直らない。
諦めるしかない葉と小枝を取り払い、水をあげていると思われる幹を残して今、ガラス戸の内側に並んでいる。出てくれ、芽。何が何でも助けるぞ、とじっと目を注ぐ。
諦めて捨ててしまい、買ってくればその日から賑わうけれどそれは道ではない、この、カランコエたちに生き返って欲しいの一心である。守るよ、とカランコエに言ったら、それは私の花言葉ですよ、というだろうな。

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