文房 夢類
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TV&net見物

オリンピックのエンブレムのゴタゴタなどを、富士を抱っこして見物した。テレビもネットも情報を得るためというより、反応を追う場であろうか。私は招致以前から、オリンピックを日本でやることに反対だと言ってきたので、いまさら付け加える事もない。それでも喜んで見物するわけは、無名の人々の表現に魅力が溢れているからだ。降リンピック。パクリンピック。よくまあ、思いつくものだ。驚くことは、福島を考えたらどうだ、オリンピックなんか、今からでもいい、トルコに渡してしまえ。あるいは、アンダーコントロールなんだから、すべての競技場を福島に作れ、などという発言だ。
偶然みつけた動画では、元NHKプロデューサー永田浩三氏の演説を聴いた。NHKは安倍さんがそんなに怖いのか、NHKは安倍さんのモノじゃない、みんなのNHKだ、と言っていた。勇気ある人だ、と思った。
そうなんだよねぇ富士ちゃん。NHKのほとんどの部分は優れものだ、とくに物言わぬカメラが雄弁で、私は賞賛を惜しまない。原爆記念日の式典会場に腰掛ける安倍さんを、カメラが捉える。隣に座る大島何某は、気むずかしい顔で微動だにしない。が、安倍晋三の目は、泳いでいる。市長の言葉に反応して声を上げる参列者たちの声に動揺しているのか。カメラは、泳ぐ目をアップで執拗に捉えて放さない。こうしたカメラマンが私たちに事実を運んでくれている。
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