文房 夢類
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夜明けの空

4時に起きて入浴し、2F庭へ出た。灰色の重い雲が東に湧き起こり、その下を北へ向かう薄雲が走る。西は一面の濃い灰色。カラスが一羽で南に行く。やがて鋭い裂け目が現れて今朝の太陽の在り処が知れた。
奄美に台風がいて、列島を北上している。照りつけたかと見れば俄かに大雨がくる、騒々しい日になりそうだ。
足元に黙んまり猫が正座し、私も黙って空を見る。一瞬前の空はなく、在り得ない姿かたちの新たな暗雲が沸き起こる。下界を見ず、空に目を放つと、そこには自然が生のまま動き回っている、太古から変わらぬ大地球大自然がある。
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