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稲穂が芽を出した!

これから梅雨入りだという季節に、暮れの話題。年末近くなると酉の市が開かれる。私は新宿の花園神社の市に行くのだが、夜の混雑となると二の足を踏むようになった。最近の数年間はご無沙汰している。
酉の市では、まずお参りして、社務所でお札と一本の稲穂が付いている熊手を買う。何はともあれ、賑やかな酉の市の楽しみは、この後に始まるのだ。
この、稲穂が付いている小さな熊手を、お守りとして部屋に掲げている。今年5月の半ば過ぎに、この熊手たちを整理、稲穂を外して籾粒に分けた。これを蒔いたのである。
数年前の籾、10年以上前の籾。思いの外たくさんの粒が集まって、一列に蒔いた。
お札は神社に納めるのが普通の方法だが、それでは稲穂は焼かれてしまう。もしかして生きているか、と思って熊手とお札は焼き、稲は土に入れたのだ。
このコロナ禍の最中、湿った土から細い緑が一筋、立ち上がった。二本になった。二本の緑の針は、編棒くらいの太さになってきた。
私はシンクロナイズドスイミングの、華麗な演技を見ているような気持ちになった。湿った土の中の、大勢の稲籾が力をまとめて、代表者を空中に押し出したんだ、と思った。
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