文房 夢類
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鳥取の地震

昨日の午後、鳥取県中部で震度6.6の地震が起きた。この土地の地震は余震が多いという。その通り、今朝のニュースでは、地震発生以来、今朝までに130回以上の余震があったと報道していた。大切な知人の誰彼を思い、落ち着かぬ。

それにつけても原発は日本列島を蝕む癌だ、進行性悪性腫瘍。
なぜ、反対する自治体は、安全が確認されないから、とか避難方法が万全ではないから、とか議論するのだろう。私には理解できない。あんなもの、なければ避難はありえないじゃないか。
今回の新潟県知事選挙では、新潟県民、一人一人の意識が結集した結果だった。一粒一粒は、まともなことを感じて考えているということが表に出たのだ。腐った知事が選出されていると、「上」と「上」の話し合いで「金」で動いてしまう。個人は無視だ。
膨大なお金は無駄な使い方をされて、関係する「上」たちは私腹を肥やすのである。
結果、得るものはなんだろう。補助金を浴びて食う親たちに育てられた子らは、親から何を学び取り成長するのだろう。どんな子どもたちが育つだろう。
こんな当たり前のことを知らない人はいないので、改めて書くことはないのだけれど、鳥取だって、あのように美しい海、美しい川筋、きれいな空気、自然の宝に満ち満ちているのに、島根県松江市の原発、愛媛県伊方原発がそばにあるのだ。伊方は離れている、などとのんきなことを思う人は、まさかいないだろう。
テレビのCMを見ると、あるいは娯楽番組では、これ以上あるか、と思うくらいのご馳走を食べる場面が出てくる。
元禄時代の再来ではないか、と暗い気分になるが、豪華な料理、贅沢を極めた食材。もてはやす人々。その裏側には原発が点在しており、地震ゼロの一週間があったかと問いたい。
 日本列島の海岸線を辿ることができない、ということを日本人は知っているのか。どう考えているのか。
なぜ海岸線を一回りできないか。それは原発プラントが海に開かれ、道路を遮断し、一般市民から隔絶した区域を作り上げているからだ。これは不自然で、不健康で、危険なことだ。
 これらのプラントからは、ものすごい熱が海水に放出され続けており、異常発生するクラゲやヒトデなどと関係があるのではないかと私は疑っている。太平洋はすでに汚染された。これが事実だ。
地震が起きるたびに私は、案ずる気持ちと抱き合わせに、原発に対する怒りが燃え上がる。
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