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立秋

思っても見なかったことを、いましている。それは、朝夕の猫の散歩。子猫の富士は、1歳3ヶ月になって、体重も5キロ近い。朝5時過ぎと、夕方6時過ぎに散歩に出る。ハルターをつけてやり、玄関ドアを開く。が、富士は踏み出そうとはしない。首を伸ばして外をうかがっている。誰もいない、怖いものはなさそう、大丈夫だ、と見とどけて始めてポーチに踏み出す。用心深い。道路に出るまで、数分を費やす。安全確認をしている風に見えるが、単なる猫の習性で、用心深いのだろう。
犬とのつきあいに慣れていた私は、猫も犬と同じように散歩を好むものだと、頭から思い込んでいたので、一緒に家の近所を一回りするつもりで表に出たが、自宅のドア前から動きたがらず、伏せたり寝そべったりしている。犬は、前を見て先へ先へと勢いよく歩くが、猫は、全く違う動きをするのだ、ということを始めて知った。猫は振り向く。鳥の動きを追って上を見る。虫1匹の動きに目を奪われて追う。犬や人を認めて恐れると、身体を小さくまとめて伏せる。隠れているつもりらしい。うっかりして隠れる前に出会ってしまったときは、体中の毛を逆立てて、つま先立ちをして身体を弓なりに大きく見せて威嚇する。
富士につきあって玄関前にいた夕方、地虫の鳴く声を聞いた。この夏、始めて聞く草むらの虫の声だった。昨日に引き続き、今日も36℃に上がった猛暑にもかかわらず、夕方の草むらには秋が生まれていた。なんと、今日は立秋ではないか。気がついて嬉しい。立秋の夕に、はじめて虫の声を聞いた。
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