文房 夢類
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歴博と民博

久しぶりに歴博に行った。国立歴史民俗博物館は千葉県佐倉市にある。東の歴博、西の民博と言われ、民博、国立民族学博物館は、大阪の吹田市にある。歴博は古代に重心が置かれ、民博は近現代といわれるが、両館ともに、古代から現代までを網羅している。
いま歴博で
蠣崎波響(かきざき・はきょう)の描いたアイヌの肖像画を展示していて、これがフランス・ブザンソン美術考古博物館から来ているので、この機会をとらえた。松前藩の家老でもあった蠣崎波響が描いたアイヌの酋長たちの肖像画がフランスの博物館まで行き着いた道筋を想像しつつ、オリジナルを観たが、良い環境で観られた。
この感想は後のこととして、歴博は年々ジオラマが発達し、見応えのある展示があった。箸墓古墳のジオラマもあり、なかでも三内丸山遺跡の復元家屋のジオラマは興味深かった。ありがたいことに、私用に限るが撮影も可能なので、たくさん撮影した。25分の1の縮尺だから、手元の画像を拡大して観察することができる。ジオラマを制作した研究者たちが、どのように解釈して復元しているかがわかる。竪穴住居の屋根と穴の周辺の造りの関係が注目点だったが、おおむね同感できたものの、私見あり、興味は尽きない。
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