文房 夢類
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朝の座禅

東の空に向かい、戸外で座禅。
実際は座禅の真似事である。お寺の座禅で用いる長いお線香ではない、14.5cmの短いお線香が燃え尽きるまでの、ほんの40分足らず。
はじめは座っていたが、先月初めに転んで膝を痛めたために腰かけ座禅である。
椅子座禅という腰かけスタイルがお寺で取り入れられて久しい。この椅子座禅を真似して、庭先のコンテナに腰掛けている。
転んだのは夏の初め頃のことで、ビオトープで冬越しをしたヤゴたちが羽化してトンボになる、この変身劇が深夜から未明にかけて行われるために、抜足さし足で庭に出たときのことだった。
何かの弾みとか、押されたとかではない、寝ぼけていて倒れたのだからロクでもない話だ。
これを節目に腰掛け座禅にしたら楽で、膝の痛みが消えても止められなくなった。
発心してからまだ、100日足らずであるから続くかどうか、我がことながら信用できないが、今のところは1日として欠かしたことがないという驚きの夏だった。
太陽が顔をだす地点は100日の間に少しずつ南へ移動し続けて、今月の秋分の日に定点に来るはず。それを楽しみにしている。
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