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壺猫

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Jun 2011

イタリアとドイツ

6月14日の朝、イタリアの国民投票の結果が出た。これは原発再開の是非を問うもので、投票率が有効の50%を超え、反対の意見が90%を超えた。これで再開は断念された。先にドイツが原発廃止を表明した。日本などは、真っ先に、最初からしない方針を取るのが当然なのだ。
イタリアの判断、ドイツの決定は、福島原発事故を見たための決断にちがいない。先進国と言われる国の一つで起こったこと、世界中から津波対策のお手本として見学に来ていた地域が被った甚大な被害を見た、知った、が故の方向転換だと思う。日本は、どういう考えでいるのだろう? 日本の政府は、まるでアメーバみたいだ、ナメクジのようにのろのろと、はっきりしない緩慢な動きをして、しかも常に勘定と感情が入り乱れている。
電力はどうするのだ? 経済成長の遅延はどうするつもりだ? という考えは、過去に葬り去るべきだと私は考えている。価値観を大転換する必要がある。
右肩上がりじゃなくては、やっていけないのか? 水平で良いじゃないか。会社は拡大、拡張するのが運命なのか? 経済学のイロハも知らずに暴論だ、と見向きもされないとは思うけれど、学問や理論以前の土台に生きる人々が基本なんじゃないか。だいたい、がんばったって、ほんの一握りの人が巨万の富を手に入れるだけで、右肩上がりになろうが、バブルがどうなろうが、普通の人たちは関係ない、関わることができていないのだから。スポーツの人も芸能の人も、普通の人たちから見たら、桁違い過ぎて、凄くヘンだ。私が彼らから受け取るものは違和感だけであり、親しみでもなく、楽しみでもありはしない。
山梨県の観光案内所へ行った。カウンターの中に何台かのパソコンがあり、もちろん電話があり、人がいて、パンフがたくさんあって、親切細やか。楽しい催し満載。見回すとホールの周囲の壁に、主役の富士山をはじめさまざまな観光スポットの写真が張り巡らされている。それは全部、大判のガラス額で、内側から光を当てている写真。いつか友人の葵さんが話していたトイレのことを思い出した。彼女は羽田空港をしばしば利用するので、空港のトイレの話をしてくれたのだ。トイレの個室の中に、まさにこの観光写真的発光広告があるそうだ。どこぞの目立つ廊下の電灯を、目立つように薄暗くするより、考えることがありそうなものだ。
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