myExtraContent1
myExtraContent5

冬の水鳥たち

留鳥という言葉を、私は知らなかった。りゅうちょう、という。渡りをしないで、住み着いている鳥を言う。湖畔を歩きながら白鳥を見ていたら、オオハクチョウがいた。コブハクチョウは留鳥だが、オオハクチョウは渡り鳥。頭が細く、嘴に黄色が見えるので、すぐわかる。去年、新潟県の瓢湖で撮影した時は、瓢湖の水が見えないほど白鳥で埋まっていた。野性的で逞しい鳥。山中湖のコブハクチョウは、言うなれば中型犬のようなもので、それくらいの食欲があり、力もあり、驚くべきことに、犬と比肩する賢さである。
もうないのよ、と餌がないことを知らせる。両手のひらを見せて振る。これで分かって去って行く。おいで、と呼びかけると相当遠くから滑るように近づいてくる。黒い瞳を向けてきて、邪気のないまなざしもまた犬のよう。
定住者の鳥と、旅の鳥が寄って来た。オオバンも数羽集まった。餌を撒いたらこれがみな、仲良くてほっとした。留鳥のコブハクチョウが人とカメラに馴れている様子を見習い、あっというまに行動を共にしている。
0 Comments
myExtraContent7
myExtraContent8